サービス開発/石本 清視

2022年4月入社 新潟県在住

ーまずは経歴を教えてもらえますか。

石本
1990年に新潟県の現在の五泉市で生まれました。
本当に山深い田舎で築100年の古民家で育ちました。最寄り駅まで自転車で50分で、そこから新潟市内まで電車で1時間という環境で、同じ新潟県民の奥さんも「こんなところに住んでいたの!?」とビックリするほどの田舎です。

子どもの頃は昆虫を捕まえたり、自転車で駆けまわったり、体も大きくガキ大将的な存在で、きかん坊だったと言われます。

基本的に車が無いとどこへも行けないのですが、反抗期の頃からは親に車で送ってくださいとも言えず、そんな環境が嫌で嫌で・・・ずっと地元を出たいという思いを募らせていました。

そんな思いから高校は新潟市内の私立の進学校に行きました。
高校時代はハンドボール部のキャプテンをやったり、リーダー的なポジションを任されることが多かったです。

さらに大学で東京に出る事を目指し、勉強もそれなりに頑張りました。
無事に東京の国立大学に進学できたのですが、目標が地元を離れる事で止まってしまっていたため大学の授業に身が入らず、バイトもせず、サークル活動も楽しめず、ずっと居場所を探していました。

その後、やりたい事が見つからないまま大学院へ進んだのですが、将来の目標も無いまま、研究室の拘束時間も長く、どうしたら良いか分からない日々を送っていました。
そんな日々を過ごしていたんですが、遂には研究室にも行けなくなってしまいました。
誰にも悩みを相談できず、連絡もできない状態で、教授から実家に連絡が行き、最終的に大学院を中退して新潟の古民家へ戻ることになりました。

地元に戻ってからは、何もやる気が起きずニート状態で過ごしていました。
しばらく経ってから塾講師のアルバイトをしていましたが、親の目や近所の目も辛く、20台前半から中盤にかけては暗黒時代でしたね・・・。

今、invoxで働いていて、妻や子どもがいるのは奇跡だと思っていて、感謝しながら日々を生きています。
石本

ー心に残るエピソードですね。どのようなきっかけでエンジニアへの道を進んだのでしょうか。

きっかけは、本当に何となくです。
やりたいことってなんだろうと実家に戻ってからはとてもよく悩み、考えたと思います。
よく考えた結果、自分が本当にやりたいことなんてないんだと気がつき、いい意味で開き直れたと思っています。
失うものなんて何もなかったので、ちょっとでも興味のあることにチャレンジしてみようと思えるようになりました。
その時、ふとプログラミングって何となく面白そうだなと思って、未経験でも採用してもらえる会社を探しました。
そこで、たまたま採用してもらえる会社を見つけて拾ってもらいました。
楽しい大学生活は送れなかったんですが、この時ばかりは学歴があって良かったなと思いました。

未経験で就職できた環境なので、社員も少なく恵まれた環境ではなかったのですが、プログラムを書くベースの考え方は元々持ち合わせていたようで、入社後はスムーズに適応できました。顧客との打ち合わせや要件定義など、早いタイミングで色々な仕事を任せてもらえたので、非常に良い経験ができました。

ー転職を考えたきっかけはなんですか

前職は主に業務システムのパッケージ開発をしていたのですが、オンプレミス型で時代に合っていないなと、開発を進める中で非常にストレスを感じていました。
クラウド化の提案もしたのですがなかなか受け入れてもらえず、考え方を変えるのは難しいということを思い知らされました。
このままストレスを抱えて仕事するのは健全ではないと思い、自ら働く環境を変えるしかないと思ったのが転職のきっかけでした。

invoxの他にも同業他社の面談を受けたのですが、現場のエンジニアと面談しても、サービスの紹介も出来ず、こういうことをしたいと言っても的を得ずという感じで、あまりしっくりきませんでした。
ですが、invoxではカジュアル面談の段階で代表の横井さんとお話ができて、絶対にここで働きたいと感じることができました。
今思い返しても、あの時自分の勘を信じて本当に良かったなと思っています。

ー私もカジュアル面談後に良い人を見つけた!とメンバーに共有したことを覚えています。実際に働いてみてどうですか。

前職では時間をかけて準備した提案が蹴られるような経験が多かったので、とても悲しい思いをしていました。
今は気軽に相談しても、それを受け入れてもらう事が出来るので、とてもやりがいを感じています。本当にストレスフリーです。
たまに、妻からは「何時まで仕事してるの!」と言われることもありますが(笑)
横井さんとは仕様の相談をすることも多く、新しい視点がもらえるのが刺激的です。

ーリモートワークはどうですか。

最高です!
私の父は観光バスの運転手で家にいない事が多く、ほぼ母子家庭のような環境でした。
できれば自分はそうなりたくないと思っていたので、子どもの成長を妻と共有しながら仕事できることが何より幸せです。
子どもが生まれるタイミングで転職して本当に良かったと思っています。

ー今後やりたい事はありますか。

現在プロダクトオーナーとして担当しているサービスをより良いものにしていくこと。
また、サービス横断で色々な事に関わっていきたいと思っています。

ーありがとうございました。心に残る話が聞けて、会いに来た甲斐がありました!佐渡島観光もとても楽しかったです!

石本